
以前、車の部品で一番盗まれるのはナンバープレートという記事を書きましたがなんとこの度自分の軽自動車のナンバープレートが盗まれましたΣ(・□・;)
犯人は絶対許せませんが、貴重な体験なのでせめてここに体験を記録しておこうと思います。
不運にも、同じ目に合ってしまった際のご参考にして頂ければと思います。
いつものように車に乗って取引先のディーラーさんに訪問したところ、営業マンが声をかけてくれました。
丹羽さん、車にナンバーがついてないですよ!
えっ!?嘘でしょ??
車から降りて確認したところ、前も後ろもキレイにナンバープレートがないわけですよ。驚きましたね〜。つまりナンバーない状態で15分ほど車を運転してしまいました。『無車検車走行』という状態で事故らなくて本当によかったです。
警察に取り締まられた場合は
【違反点数:6点→30日間の免停 罰則と罰金:6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金】
とのことですが、この場合はどうなるんでしょうね。状況を考慮して見逃してもらえるのでしょうか・・・。
運転前に車に整備不良(ナンバーがついてない)をチェックしてないとかの理由で情状酌量してもらえないかもしれませんね。
まず、気づいたら車を動かしてはいけません。さすがにナンバーがないことに気づいた後は情状酌量の余地なしでしょう。
近くに市役所があれば臨時運行許可番号標(仮ナンバー・赤ナンバー)の発行手続きをして赤ナンバーをつければとりあえず車を動かすことができますが、全て車屋さんに借りられていて当日すぐに借りれないことが多いのであまり期待しない方がいいと思います。
車を動かせないので取引先のディーラーさんの駐車場の隅に置かせてもらい最寄りの警察署に行きました。歩いていける距離だったのが幸運でした。
警察署ではナンバープレート盗難の被害届を出します。なぜ最初に被害届を行う必要があるかというと陸運局で新しいナンバープレートを発行するのに被害届の受理メモ(受理番号)が必要となるためです。
事情を窓口で説明すると担当の刑事さんに聞き取り室に連れていかれて、話を聞き取りながら調書を作ってもらいます。指紋の採取(車のナンバー周りと犯人の指紋と区別するための自分の指紋もとります)なども含めると時間は1時間30分ほどで結構な時間が・・・。
なお、盗まれたナンバーはまず見つからないそうです。盗難車や犯罪に使う車に盗んだナンバーを付け替えて使い捨てで処分されるそうですね。
警察の被害届が終わったら車検証をもって陸運局へ行きます。車は動かせないのでタクシーで行きました。涙のタクシー代4200円です。犯人〜見てるか〜??
尚、今回軽自動車で後ろのナンバーの封印がないので私だけタクシーで行きましたが、封印が付く普通自動車だと本当にやっかいです。車を積載車で陸運局まで陸送する必要があります。または行政書士に出張封印を頼むという方法もありますが、どちらにせよ当日すぐの対応は難しく数日かかると考えてください。自分の駐車場であればそれまで置いておけばすみますが今回のように気づかずに運転してしまい出先に置かなければならなくなった場合はどうすればいいのか・・・。
陸運局では番号変更の手続きを行います。盗まれた場合は同じ番号の再発行はできません。ナンバー返却ができないからです。余談ですが、事故などでナンバーが曲がってしまったり、汚れた状態でもナンバー返却できるのであれば同じ番号の再発行はできます。1週間ほどかかります。
軽自動車ナンバー盗難による番号変更の必要書類以下になります。
OCR申請書(軽第三号様式、軽自動車検査協会内で手に入ります)
車検証原本
理由書(軽自動車検査協会内で手に入ります)
警察の被害届受理のメモ(受理番号を理由書に書くのでメモ自体は提出しなくてもよいかもしれません。)
税申告書(軽自動車検査協会内で手に入ります)
ちなみに普通自動車もほぼ同じです。
OCR申請書と税申告書が普通自動車用のものになり、手数料納付書(手数料不要ですが必要です、陸運局内で手に入ります)が追加になります。
窓口に提出すると30分ほどの待ち時間を経て新しい車検証が出てきて新しいナンバーを購入します。価格は地域差があり1450〜1500円程度です。これもタクシー代と同じく無駄な出費ですね。
帰りは部下が戻ってきたので車に乗せてもらい、置いてきた車のところへ行き、再発を防ぐために防犯ネジで取り付けました。
ナンバー取り付けたら車に乗れるので事務所に乗って帰りました。
新しいナンバーを取り付けるまで合計で6時間ほどかかり、その日の予定がすべて吹き飛びました。犯人は地獄に落ちればといいと思います。